それにはちゃんと目的がある。実感はないけどね。
子どもたちからよく聞かれます。
なんで計算なんがやるんですか
昔はこういう質問に対して「計算機がなかったら分からないだろう」と答えていました。でも今は誰でもスマホやタブレットを持っているので、納得できません。
特に子どもたちは「計算ドリル」をやる意味が分からないといいます。「あんなの疲れるだけ!無駄だ!」という子もいます。
そこでぼくは、手計算をやることの目的を4つ挙げて回答しています。
計算の仕組みの理解
筆算はそれぞれの数を位で捉えています。その仕組みを何度も鉛筆でなぞることで、計算への理解が深まります。
脳の活性化
計算をすると脳の前頭葉が刺激されて、処理速度が高まります。集中力の強化にもつながります。
筆記力の強化
鉛筆を長い時間持しながらどんどん書くことで、筆記力を培うことができます。
概数感覚の培う
手計算を通して「大体、これぐらいの数になる」という概数感覚が養われます。これは計算機では培うことができません。
手計算は「答えを出すこと」を目的にしているのではなく、そのプロセスを通して「学習や数量感覚などを培うこと」を目的にしています。
といっても納得してくれない。そこでこんな会話をします。
5+8は12だよね?
違いますよ!
え、違う?
どう考えても13です
ほら、それこそ手計算の成果だよ。意味あるじゃん。
脳の中で気づける。だから意味はあるし、無駄ではありません。
余談ですが、アメリカ・カナダに留学した日本人たちは、自分たち(日本人)の計算力の高さに驚くそうです。かけ算(九九範囲)が瞬間的に出ない人も多いそうです。
