100点授業に成長はない

最高の授業は100点の授業ではない。
私が考える70点授業の重要性です。


■めざせ最高の授業!
授業に取り組むにあたって、
常に最高の授業を目指す。
この気持ちに間違いありません。
導入はどうするか?
キーワードはなにか?
問題配列は?
図は?
いろいろと考えます。
そしてこれだ!と思った新たな流れに挑みます。
例えば何度とやっている小数の授業。
これは毎回、大きくも小さくも異なるのです。
だから、全ては「初めての授業」となるのです。
■初めてで最高の授業はできるか?
初めての授業とは未知なる世界です。
子どもの反応を大体は想像できますが、
それはあくまで想像でしかありません。
実際、思いもよらない展開になることもあります。
そこで新たな一手を打つ、
するとそこに新天地が開かれるのです。
さてそんな新天地の中で、
最高の授業が出来るでしょうか?
残念ながら、できません。
新しい領域に入ったその瞬間、
そこには成功と失敗が両隣にあるのです。
■100点の授業ではいけない!
授業における成功と失敗。
私は授業において、
この2つを持ち合わせることが大切だと思います。
ですから毎回の授業。
そこにはこの2つが存在することを意識して考えます。
何が失敗で何が成功なのか?
この点を冷静に分析して判断するんです。
だから私の授業って、
時に失敗だらけだったりします。
それは子どもが良く理解できた場合であっても、
ある側面から見ると大いなる失敗だったりするんです。
■失敗なき授業は成長率0%
失敗がない100点の授業は、
失敗が見つからなかった0点の授業。
私はいつもこう考えています。
失敗がない授業なんて、本当はないんです。
「俺の授業は誰でもわかる!失敗はない!」
という方もいますが、それは失敗に気づいていないだけではないかと思うのです。
■大切なのは「失敗変換力」
失敗に気づく。
失敗をそのままにせず、
理由をよく考え次に生かす。
私はこれを
「失敗変換力」
と呼んでいます。
失敗をすぐに成長に結びつける。
この変換力が次の成長を約束するのです。
子どもたちから、
「前の説明より今回の説明が分かるね!」
といわれるときほっとします。
この言葉の証が、
私が70点を目指し30点の課題を生かしたことだからです。
最高な70点授業!すなわち30点失敗授業。
この実践がある限り、授業は成長していると思うのです。