変化を起こす勇気から、得られた肯定感

自分にはあっていないけど、我慢してやる。でもそれは長い目でみると損だと思います。勇気を出して小さな変化を起こした息子のワークノートの話です。

どこの公立の中学校でも、定期考査の前に各教科の「提出物」があります。ノートや作品など教科によって形は様々なのですが、主要5教科では「問題集を解いてそのノートを提出する」というのが一般的です。

そこでよくあるのが「ワークノート」です。
ワークノートとは、問題集と別にあるその問題集専用のノートで子どもたちは問題集をその専用ノートに解いて教科担任へ提出します。

このワークノート、もらった当初から『これはちょっと大変だろう』と思いました。やらせてみると困難でした。息子はワークノートの解答欄をよく間違えるのです。それでイライラしてしまい勉強になりません。

「問題集に解答欄があるのに、なんでそこに書いちゃダメなんだ」

息子はぶつぶつ言ってます。そこでぼくは提案しました。

「先生に問題集のコピーに直接書いちゃいけないか聞いてみないか」
「えぇ。違うことするの?」

少しためらってます。

「これ誰かに迷惑をかけるかな?」
「いや」
「それなら、大丈夫だと思うんだけど」

息子は、うん、とうなずきました。

そして教科担当の先生に「ワークノートに取り組んで提出するのではなく、ワーク(問題集)のコピーに直接、答えを書き込んでそれを提出させて欲しい」と願い出ました。その場ですんなり了解。

そしてコピーへの直接書き込みは、ストレスレスになりました。

それだけでなくワークノートより薄い点が、これだけやればいいと「ゴールの視覚効果」もあり、気持ちが萎えることなく学習に取り組むことができました。

小さな変化の一歩、自己肯定感へ

日常にあるちょっとした困難にたいして、本人に我慢をさせるのではなく、やり方を改善する行動へと動く。そのような「変化を起こす行動」の先に「変化を受け入れてくれる環境」が作られる。それが自己肯定感へと繋がっていくのではないでしょうか。

今後も、我が子だけでなく、関わっているすべての子どもたちへ促していこうと思います。

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