人工知能のある未来ー社会はどうかわり、教育はどうするべきか。その1/2

対話型人工知能「chatGPT」が話題になっていますが、本日、Googleも自社開発の「Bard(バード)」も日本語への対応をはじめたニュースを目にしました。

今後、世界を大きく変えるといわれている人工知能。これらが今後どのように社会を変えていくのか。ぼくは楽しみでもあり、不安もあります。

では、この人工知能の出現によって、今、教育分野にどんな変化が起こっているでしょうか?

よく目にするのは「AIチャットを使って課題を済ませてしまう」というものです。こうなると、これまでの課題である教育的な狙いは意味がないですね。これは自然の流れと言えるでしょう。

今後、長期的には教育分野でどんな変化があるでしょうか。 

おそらくこれまで最も重要視されていた「学歴」という人物の評価基準が低くなります。それに変わって、各人のAIの使い方や、読んだ文章、書いてきた文章などの情報。これら情報でその人物評価をするでしょう。こちらの情報の方が、受験対策しやすい「学歴」より人物評価の信頼度が上となるです。

極端な例ですが、有名大学に入学してから学ぶことをやめてゲーム三昧のログを残したA君と、大学に通わずとも一人で学び続けてそのログを残し続けたB君。二人の教育評価はAIによって「B君は成長し続ける人」と正しく評価されるわけです。

Googleは全世界の教育現場においてクラスルームというツールを提供しています。これらの情報を発展させて試験に変わる教育評価が生まれるのは、時間の問題でしょう。

ここからです。

このような人工知能社会において、どのような人がいいチャンスに恵まれ、豊かな人生を送れるのでしょうか。

今の時点ではっきりわかりません。

ただし自分にあった仕事を手に入れ、自分にあった人物と出会い、幸せな人生を生きていく。そのようなチャンスの幅を広げることについていうならば、AIは間違いなく強力なツール…いや、パートナーとなるはずです。

そうなるとaiとの付き合い方の上手さが、この社会を生き抜くためのポイントになるはずです。

さらに踏み込んで考えました。人工知能とうまく付き合うために、私たちはどのような能力を高めるべきでしょうか。ぼくは使ってみた利用感から、次の3つの点が重要だと考えました。

  1. 自分の考えをロジカルに書ける
  2. 自分の気持ちを正しく表現できる
  3. AIに質問し会話を深化できる

これらの能力の有無が既に、問題解決や、生産性の高さに大きく影響することを実感しました。これらの能力を高めることで、人工知能に自分の人となりを正しく理解してもらい、また、問題解決へのアプローチを高められるでしょう。

記事が長くなりました。次回の記事では「人工知能社会をみすえて、今、ぼくがお子さんたちにやっていること」を書きたいと思います。