ワーク学習にしぼろう−わが家のゆっくり学習のこと

前回の記事(学習チェックシート)を読んだ親御さんから「さすが先生のお子さん、範囲発表前から勉強を始めているんですね」という声をいただきました。いや、そういうことではないのですが。一応説明しておきます。

はじめての定期試験を終えた後、息子と提出物となるワークの全体ページ数を調べました。すると約150ページでした。

2週間前に試験範囲発表されてこの150ページほどの課題に取り組むと、1日10ページほどやらなければなりません。それを知った彼は「無理」といいました。

なぜなら彼が日々こなせる量はわずか3ページほど。それも体調によってできない日もありますから、2週間前からスタートでは到底、提出日に間に合いません。

そこで試験前提出がある課題ワークは、日々の学習でじっくり取り組んでいくことにしました。

4週間前にとりくんでいるのは、そんな経緯もあります。でも本当の狙いは別にあります。

やるべきことを1つにしぼる

学びも動作もゆっくりの息子です。彼に対してぼくが学習サポートで心がけているのは「学習教材を増やさないこと」でした。

そこで彼の家庭学習での教材は、教科書と課題ワークのみ。

彼はそれをわたしと一緒に取り組みます。そしてやった課題ワークは、必ず課題進行表にチェックを入力(グラフがうごき笑顔!)します。

このようにやるべきことを1つにするメリットはあります。

学習の全体の流れがわかりやすい。管理がしやすい。やったことがすぐわかる。ゴールまで達成しやすい。

そうすると学習が継続しやすい。家庭学習において、もっとも大切なのはここです。

つまり4週間前からのワークの取り組みは、提出すべき課題を利用してつくった学習習慣そのものなのです。

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